西暦か?元号か?
グローバル化が進み
西暦を使うことが少しづつ進んでいる気がします。
私は万葉集から引用した新たな元号「令和」を気に入っています。
「令」というのは命令という意味も連想できますが
「令嬢」とか「令息」など美しいとか清々しいというような意味と捉えるべきです。
「和」は左側の禾(のぎへん)は、たくさんの実った稲や穀物を表しています。
そして右側の「口」。これはもともと丸を書いていました。
一つひとつ穀物の苗が実っていくという意味があります。
一人ひとりが実っていくという意味で人にもたとえられ
それをまとめるという意味で「和」という漢字ができたそうです。
「平和」「和気」「温和」「柔和」などを連想します。
「明治維新」や「天保の改革」「昭和の大戦」など・・・
元号は、日本人に共通の時代意識を生み出し
時代や体験を振り返ることができる気がします。
元号は古代中国発祥ですが
1300年以上途切れることなく使い続けているのは日本だけです。
元号も大切な未来へ繋ぐ伝統文化だと思うんです。
同じ時代を生きる国民の連帯感を表す記号のような存在だと思います。
「明治」は「開かれた時代を明らかに治められる」という意味でした。
「大正」は「すべてとどこおりなく順調に運び、正しさを得る」という意味でした。
「昭和」は「国民の平和と世界の共存・繁栄を願う」という意味でした。
「平成」は「内外、天地ともに平和が達成される」という意味した。
「令和」は「心を寄せあう中で文化が生まれ育つ」という意味が
込められていると安倍総理は言われています。
「西暦」は分かり易く便利なのかもしれません。
しかし私は
「西暦」より「元号」を想いを持って使いたい・・・そう思っています。