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シロアリのほんと

建築家 山本富士雄氏のメルマガからの抜粋です。

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・薬剤注入土台

あらかじめ薬剤が芯まで注入してあるもので、それ自体は食べられない。
しかし、一部のシロアリが死亡しながらもとうとう蟻道ができ、
後から来るシロアリは薬剤に影響されることなく、他の木材に達してしまう。

・炭
シロアリは特に炭を嫌わないし、食べることもある。
もちろん炭だけでは生きていけない。炭の裏側に木があればよい。

・床下調湿材
シロアリはこれを嫌わない。
それがすぐ近くにあっても、
裸のシロアリなら別だがシロアリの体液を吸い取るなどと言うことはありえない。

・銅板
銅板によって木材が密閉された事により、銅板部分で巻かれた所だけ が被害にあう。
銅そのものにシロアリの忌避作用や殺蟻作用は無い。

・乾燥した床下
それでもシロアリは活動する。
木材の含水率とヤマトシロアリの被害は特に関係は無い。
「15%以下に乾燥した木材にはシロアリは生息できない」と言う主張を耳にする。
それは木に穴をあけて、
その中に集団として機能していないバラバラのシロアリを入れて実験すれば当然生きてはいけない。
しかし、地下や水源と連絡しながら侵入するシロアリにとって、
含水率などはほとんど意味のないことである。
同様に「イエシロアリは水をはこんで木を湿らせて食べる」と言うのも
正しくない湿り気に関係なく直接木をかじっているのであって、いちいち水で濡らしているわけでもない。

・温度とシロアリ
シロアリの生息条件としては、水よりもむしろ温度条件のほうが重要でさえある。
ヤマトシロアリは特に、冬場の高温部分に敏感で、
南側の土間コンクリートの下や温水器、風呂場周囲に被害が出やすい。

・樹種とシロアリ
(これは誤解も多く大切な部分) 結論から言えば、シロアリに木に好みがあるかといえば当然ある。
しかし、被害を受けない木はあるかといえば、それはありえない。
抗蟻性が一番大きいとされるのはヒバでヒノキやスギは「中」マッなどが 「小」となっている。
しかし、シロアリはヒバしかなければヒバを食べるのである。
また、現場によってはマツよりもヒノキやスギの被害が大きかったりもする。

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多くの建築家の言われることは「間違いだらけ」かもしれません。

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