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先人の技術

最大浸水高約19.3mという大きな津波被害を受けた宮城県気仙沼市。
その気仙沼湾に面した階上地区・最知で
唯一津波に流されなかった家を建てた家があるそうです。
それは「大工さん佐藤仁さん(故人)が建てた家」なんだそうです。
『最知』地域で唯一津波に流されなかった家は、
海から50mほどの海岸沿いに建つ入母屋作りの邸宅。
東日本大震災当日は、巨大津波が高さ約4.0mの防波堤をやすやすと乗り越え
周辺の建物を飲み込んで1階天井部分まで浸水しガラス窓や障子等が破られたもの
家屋自体は傾くことなく津波の威力に耐え残ったそうです。
構造計算がなかった時代の「“大工さんの腕だけが頼りの家づくり」
家作りは「経験と勘」も大事です。
昔の大工は木が育った場所やその形を見て直感で
「これをどこにどう使ったら家が強くなる」ということが判断しました。
教本や方程式があるわけではないので
「木の材質と組み方次第で木はとても強くなる」は
師匠のやっていることを見よう見まねで吸収していくしかありませんでした。
今回津波にも家が耐えられたのは「家の重量」が大きかったのだと思います。
「師匠から経験と勘を見て学ぶこと・・・」
その土地に合った建て方、その土地に合った素材を選ぶことで
自然の脅威にも負けない頑丈な家を作ることができたんだと思います。
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