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星野リゾートからみる

ホテル稼働率は東京等の首都圏と地方の差大きいいです。
ホテルの全国的には稼働率は上がっています。
首都圏では8割程度ですが、地方では3割程度です。

「星野リゾート」が金沢、富山、広島、福岡の
ANAクラウンプラザホテルを買収しました。
意外ですが
「星野リゾート」の宿泊客の大半は日本人です。

西洋のホテルと日本旅館の違いは。
西洋のホテルは
ロビーやレストランに宿泊客でない人もいますが
日本旅館は宿泊客のみが玄関で靴を脱ぎ、くつろきます。
そこが日本旅館の心地よさであり、
「星野リゾート」はしこは譲ってはいけない線だと考えているそうです。
外国人が気軽に日本旅館に泊まれるようにするには
機能的に足りないところを修正して、変えてはいけないところは変えないことです。

「星野リゾート」星野佳路社長は
1991年(31歳のとき)
一老舗旅館にすぎなかった星野温泉旅館の経営を引き継ぎ、
今や国内35施設、海外2施設まで成長させています。

星野社長の一問一答です。
(少々長いですがすごくタメになるので是非お読みください)

Q、若い世代では親の会社や事業を引き継ぐことに、二の足を踏む人も増えています。
A、家業を継ぐというと、実力に関係なく経営に携わることになり、七光りとか、楽しているなど、
周囲からネガティブなイメージで見られることが確かにある。
ただ家業がある家は限られているし、誰もができることではない。
人生にはいろいろな選択肢があるのは事実だが、
チャンスがあるなら、そのチャンスはとるべきだ。
社会の中で自分にしかできないこと、自分の使命は何か、と考えたとき、
家業を継ぐというのは、大事な役割だ

Q、ご自身が事業承継を意識したのはいつ頃ですか。
A、軽井沢の旅館で生まれ育ち、子どもの頃から4代目として紹介されていた。
そのため物心ついたときから、跡を継ぐものだと思ってた。
継ぐことを迷ったこともないし、自然とそうなっていた。
日本にはホテルのマネジメントを学ぶ学校がなかったので、
跡を継ぐことを前提に米国へ留学してホテル経営を学んだ

Q。事業を引き継ぎ、まず、会社の課題がどこにあり
どのように会社を大きくしようと考えたのでしょうか。
A、1991年に31歳で父の跡を継いだが、その時の最大の問題点は人材不足。
当時、旅館で働きたいという人が全然おらず、探すのがたいへんだった。
ここから2001年までの10年間、私は軽井沢を動かず、働き方改革を進めつつ、戦略を練った。
その頃はバブル経済が終わろうとしていたとき。
日本中でリゾート開発が進み、投資競争が激しかった。
ホテルの数も大きく増えたが、この先人口が減っていくことも明らかで、
このままでは需給が悪化することが目に見えていた。
資本で勝てるわけがないし、戦うべきではない、と実感し、
資産を持たずに運営に特化した現在の業態を作り上げていった
運営会社としてのメソッドや仕組みを作るのに10年かかっている。
軽井沢から一歩も出ずに考えた、その10年がなかったら、今の姿はない。
淡々と仕組み作り、そこにバブル崩壊もあって軌道に乗った。
多くの企業がリゾートから撤退する中
競合が出てこず、運営施設も増え、人材確保も楽になっていった

Q、中小企業では後継者難が深刻です。ここで事業承継が進むことの意義は?
A、日本全体で付加価値の半分は上場会社が生み出し、もう半分が非上場会社が生み出している。
その98%が同族会社だ。同族企業が日本経済の半分を担っているわけだ。
上場企業の利益を倍にするのは難しいが、中小の同族企業ならはるかに簡単だろう。
まだまだ経営手法は洗練されておらず、経営理論の導入も遅れている。
それだけ伸ばす方法がたくさんあるわけで、いわば原石。宝の山ともいえる。
ここの収益が倍になれば、日本全体では1.5倍になる計算。
つまり日本経済の成長力は、どれだけの非上場同族企業経営で新しい世代が事業を承継し
成長させられるかにかかっている
事業継承は40歳を過ぎたら遅い。
30代のうちに全権を持たせて、経営の最前線で修羅場をくぐらせないと
競争力のある経営者は出てこない。
中小企業は若い発想、新しい発想、
リスクを取れる年齢のときに思い切って経営することが大事だ。
若いときに経験できることが、最大の教育でもある。
30代で継げば、先代も10~20年は見守ることができる。
だから、とにかく早く継承し、早く相続することだ。
企業は早くリスクをとって、成長させなければならない」
経営の価値観における親の世代とのギャップは、事業承継ではよくある問題だ。
権力は待っていて譲ってもらうものではなく、奪取するもの。
そうなると体力のある若い人の方が有利。
奪取の方法は、スムーズにいくのが一番いいが、ハードランディングであっても良い。
どちらも正解だと思う
リスクをとって成長させるつもりがないなら、継がなくていいと思う。
原石をもらっておきながら成長させない、
成長させる覚悟がない経営者は、日本にはいらないと私は考える。
原石を磨いて成長させる役割を担っているのが、同族企業の後継者であり、
そう考えれば、やりがいもある。

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西洋型リゾートの「リゾナーレ」の3ブランドを中心に国内外37カ所を展開する「星野リゾート」
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