井上幸一のみんなで学ぶ「住コトNEWS」

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未婚化・ソロ社会化

日本の「未婚化・ソロ社会化」は
世界で注目を集めています。
日本人より世界が注目する事件なのです。

未婚の独身者というと
「一人暮らし」をイメージしがちですが
未婚者には
「単身未婚」と「親元未婚」が存在します。
「親元未婚」とは、親と同居する未婚者を指します。

未婚者のうち20~50代の親元未婚者は男女合わせて約1430万人。
未婚者人口全体に占める割合は68%と約7割の未婚者が親と同居しています。
これが急に増えているのです。逆に「単身未婚」は減っています。

なぜ「親元未婚者」が激増しているのか?
経済的に親に完全依存する無業の「親元未婚数」はあまり増加していません。
年収300万円未満の未婚者で全体の過半数を占めています。
職なし収入なしだから仕方なく親と同居している層だけではなく、
たとえ働いていてもとても
経済的に自立できない層が増えているのです。

80代の親と50代の子が暮らす世帯が経済的に困窮し
社会から孤立してしまっています。
仕事もし、もともと経済的に自立していた未婚の子が、
親の介護のために同居を余儀なくされる
介護離職せざるをえなくなり、やがて経済的困窮から心身ともに疲れ果て、
ついには親を手にかけてしまうという介護殺人事件が
2週間に1回の頻度で起きているそうです。

病気や日常生活に必要な作業について家族以外に頼れる人がいないのです。
それが「一人っ子」が多くなりその負担が重くなってきます。
すべてを個人の自己責任に押し付けてしまう日本の社会構造に問題があります。

未婚化、晩婚化、少子化、高齢化、離婚増加やそれに伴うシングルマザー増加の問題
これらは個別に切り離して考えるべき問題ではありません。
未婚者だけではなく、結婚しても誰もが「ソロに戻る可能性」があるし、
「ソロ社会化」は全員が自分ごととして考えるべきなのだと思います。

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