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ルール化

「格安スマホ」使ってますか?
きっと殆どの方は使っていないはずです。
データーをみても11.3%しかありません。
格安スマホにはメリットだけではなく
デメリットもあるので爆発的には増えていません。

これを「損失回避の心理」がもたらす「現状維持バイアス」と言います。

損をしたくないと思い 現状を変えることに抵抗する心理です。
人は「本質的に損失回避的である」といわれます。
もちろん誰もが損をしたくないのは当然ですが
損をしたくないという気持ちが強いためリスク回避的になる人が多いのです。

利益を得ようと思えば
損失が発生する可能性も覚悟しなければなりません。
「リターンを得るためにリスクを取る」ということです。
しかし多くの人は
利益を得ることを犠牲にしてでも損失は避けたいという心理が強く働きます。
現在の状況を変えようとすることに対しては、強い抵抗感が生じます。

良かれと思って変えようとするわけですが
変えたからと言って必ず良くなるとはいえない・・・・。
自分がよくわからないことや先行きが不透明なものほど不安です。
これが「現状維持バイアス」といわれる心理です。

話を戻します。
「格安スマホ」へ変更することは
1、変更することによって毎月のコストは安くなるようだ。
2、ところがキャリアメールが使えなくなったり
面倒な手続きをしなければならなかったり
通信速度も遅くなったりするというデメリットもあると聞く。
3、だとすれば、変えたことによる不便さは今よりも大きくなるかもしれない。
4、それなら今のままでもいいか。      となるのです。

多くの人は、通信の業界やその仕組みに詳しい知識を持っているわけではありません。
格安スマホへ変更することが良いか悪いかは別として変更が進まない理由はこれです。

ライフネット生命取締役会長の岩瀬大輔氏は
「私たちが販売しているのは金銭的に医療費を補完するものにすぎません。
しかし私が飛行機に乗る際に保険を買うのは、経済的損失から身を守るためではありません。
もし買わないと飛行機が落ちてしまうような気がするから買うのです。
これが、がん保険が解約されずにいる理由の1つだと思います。
彼らはがん保険を買い、契約を続けてきた。
ここで解約してしまうとがんにかかってしまうのでないか、そんなふうに考えていると思うのです」
と言っています。
解約した方がいいと分かっていても、
解約した途端に保険金の対象となるような事態に陥ってしまうのではないかと考えることで、
現状を変えること(解約すること)をちゅうちょしてしまいます。

それを回避するための方法の1つは、「ルール化する」ことです。
とにかく一定の条件で状況が変わったときには
個人の感情や判断を交えず、機械的に実行するようにすればいいのです。
それが必ずしもいい結果をもたらすかどうかは分かりませんが
誰も先のことは完全には分からないのですから
「ルール化する」というのは、そんな無用なバイアスをなくすための手段の1つです。

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